【中国画】 惲壽平/寿平/南田「花籠太湖石図」肉筆 絹本 着色上海博物館編印譜一致品 太巻二重箱 印譜比較等詳細画像有y273

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商品詳細 他にも多数出品中です ぜひご覧下さい ↓ ※その他の出品作品は上記をクリックしてください 【中国画】 惲壽平/寿平/南田「花籠太湖石図」肉筆 絹本 着色上海博物館編印譜一致品 太巻二重箱 印譜比較等詳細画像有y273 【本作品について】 1.特別出品の本作品は、清初六大家/四王呉惲の惲寿平(うん じゅへい)が絹本に描いた太湖石に添えられた誠に美麗な花籠図です。時代表具にて、江戸至明治頃本邦への伝来のこと、また殆ど傷みなく大事に保存されし形跡は、絹本に各色顔料の剥落少なきこと以って容易に知れ、以って日中文化遺産秀逸品の条件を具備している名作一幅です。 2.太鼓石に寄り添う清王宮御用様式の縦長掴手付の広天球擬細網竹製花籠には、三種の吉祥花が優雅に咲き誇っております。紅朱色を発する花は、ベンガラ(弁柄、酸化鉄)石を微細粉砕の清時代の高品質の天然顔料で、三百数十年の年月経過でもその鮮やかさを失わぬず、今でも華麗に咲いております。淡い桃色ピンクの花弁の白は、真珠粉と呼ばれる胡粉やら、漢魏以来の壁画の主材料(ビーム陶宏景)の粘土粉末(チョーク)として知られるカルシウム成分CaC03(炭酸カルシウム)の特徴を発しています。なお白色顔料の一例として、2012年に泉屋博古館収蔵の江戸時代来舶清人画家らの絵画を蛍光X線分析装置で収蔵品検査を執り行ったところ、白色顔料で鉛白が使用されていた事実が判明した点を捉えれば、当時の日本画家が胡粉のみを使用していた事実に照らせば、江戸期の本邦摸写品との類別に応用できることを知り得たから、本品白色顔料箇所の蛍光X線分析での再確認も有益かと思料のところ(即ち清国伝来品に鉛白含まれる場合もあること)、次項3の印譜集との照合で比定一致を得た。以って筆者が高額な右検査機器の購入不要とした経緯も念のために報告しておきます。 3.落款「惲壽平」の筆跡は、 上海博物館編 「中国書画家印鑑款識」下巻1189頁所載No.164「倣大痴天池石壁図」軸(1668年製作)の筆跡・筆勢・筆癖共に寸分違わず完全一致のこと知れる。よって製作時期も下記4と相俟り1669年±1年の範囲に特定のこと、異論及ばざるものと思料した。 4.また、 落款「惲壽平」下に捺す「南田」と「壽平」の朱方印は、同書下巻1187頁所載72番(1679年作「山水花弁冊」)及び63番(1680年作「王単山水巻題跋」)に捺す印と正確無比に一致した。なお、上印・下印ともに四方欠け具合の特徴が一致していることを確認したので本品の製作時期は1669年±1年の範囲に絞り込めよう。 5.なお左下の余1印「家杜八岳之南」長方朱印は、右印譜集未掲載であり、また右号は壽平の号でないことから所蔵印と知れる。中国絵画では(盗難予防或いは来歴重視でか)所蔵者が変わるたびに絵の隅に所蔵印を捺す習慣があり、 日本人から見れば絵中に所蔵印を捺すは絵を壊すと感じるもの。 然るに中には十数個の所蔵印が捺される例も多い。本品は初期に右習慣の無い本邦へ伝来したため、一つだけの所蔵印で済んだのは幸い也。なお、縦長の朱方印では号でなく座右の銘を刻むことからして、或いは壽平の未発見印の可能性も問わねばならぬところかと。なぜなら号の一字「南」を含むことからして、 壽平の「南田」号の由来が、もしや右長方朱印の 「家杜八岳之南」の意味たる、八つの山岳の南に位置する杜=森に我家はあることに由来するのであれば隅に置けぬことになるからだ。 6.以上の通り上記3,4の検証と5の状況確認も得、充分な蓋然性を確保しました。 7.表具の仕立てはたいそう上等、見事な仕立てでこれ以上は望めません。天地と本紙回りは良質の絹本に揃えきめ細かな糸目紋様が上品に浮かび上がる恰も森の中の隠棲家屋紋様を三色で織込み、一文字は今では入手能な江戸後期の金平糸のみならず他三色で花蔓紋刺繍で地色含め五色映えの竹屋町裂です。本紙回りと両柱縁は幅を変えた筋廻しでそれぞれ引き締めております。表具のコンディションは、ごくわずかな小オレと探さねば判らぬほどの小シミのみの最優良ですから直ちに展覧映えします。いつの頃からか、作品にオレが生じぬよう太巻仕様に変更し、時代桐箱に傷が付かぬように塗二重箱をあしらえ大事に保存されし旧蔵者の心尽くしは歴史遺産のマナーが窺えます。 【略歴】 うんじゅへい【惲寿平 Yn Shu png】 1633‐1690 中国,清代初期の画家。常州(江蘇省武進)の人。初名は格,字の寿平が通行したため,のちに字を正叔と改めた。号は南田,白雲外史,甌香(おうこう)散人など。四王呉惲の一人。はじめ伯父の惲向に画を学び,瀟洒な山水を描いたが,中年以後没骨(もつこつ)写生の花卉(かき)画により一家をなした。門下に馬元馭(ばげんぎよ),鄒顕吉,廷錫(しようていしやく),惲冰(うんひよう),張子畏らがいる。常州派の中心画家で,清代の花鳥画に多大な影響を与えた。 【内容】 肉筆 絹本 着色 全体:179 x 61 / 本紙:103 x 38 【状態】 小シミ 小折れ ※くれぐれも画像にて詳細をご確認頂き ご納得された上でご入札頂きますよう宜しくお願い申し上げます 【発送について】 ゆうパックの【送料着払便】にて送付いたします ※元払発送による過剰な送料請求を避けるため、送料は着払でお願いしています 。 ※落札価格が1点で50万円(税抜)を超える場合、御礼の気持も含めまして送料を≪日本全国完全無料≫とさせて頂きます (160サイズ以下での発送に限る)。 【絵画の出品に関するルール】 【真作】 本物であると断定できる作品 【模写】 ・わずかでも真作ではないと疑いのある作品 ・作者不明の作品 ・所定の鑑定機関の無い作品 ・当方で判断出来ない場合も含まれます 上記および「真作」と明記していないものは真贋について当方では不明= 最終判定保留の作品ですので全て模写といたします。 商品タイトルや商品説明に【真作】と明記のある作品につきまして 公定鑑定人、あるいは公定鑑定機関で、真作でないという判断がなされた場合は 下記に基づき落札代金を返済の上、返品に応じます (但し、画廊等・美術商・第三者・自称目利きの方などの非正規鑑定は保証対象外と致します) 商品タイトルや商品説明に真作とあるものについて 鑑定を行う場合は、商品落札日から5日間の間に鑑定する旨をご連絡ください 5日間の間にご連絡の無い場合は保証対象外となりますので特にご注意ください ご連絡頂いた商品については 鑑定に要する日数及び保証期間の日数を 最長60日間までとさせて頂きます その場合、所定鑑定人など責任ある専門鑑定機関の鑑定書か鑑定領収書をご提出下さい ※鑑定費用、交通費、諸経費(振込手数料・送料・返品時送料等など)につきましては 落札者様ご自身のご負担になりますのでご了承下さい 尚、ご返品頂いた作品の状態を確認致しました後に、落札代金をご返金させて頂きます 鑑定を希望される方は、ご自身でのお手続きをお願い致します。鑑定代行は致しません オークションの性質上、誤入札の取り消し・キャンセル・返品は一切お受け致しかねます 正当な理由なくキャンセルを希望される場合は 落札代金の30%をお支払い頂ける場合に限りお受け致します 【注意事項】 ・商品やお取引に関してご不明な点がありましたらお気軽にご質問ください ・終了時間間際のご質問はお答えできない可能性がありますのでご了承ください ・新規、悪い評価が多い方はご入札を取り消す場合もございますので、予めご了承ください ・商品は特に明記のない限り基本的には骨董品・美術品と言った古い物、品です ・説明・写真等をよくご覧になった上でご判断頂き、御入札をお願い致します ・状態説明に関しましては常々分かりやすい記載に努めていますが、 時代を経た骨董品・美術品という性格上、 言葉では説明しきれない時代の擦れや古格等も当然ございます そういった骨董・美術品への理解・造詣をお持ちの方のご入札をお願いします。 ・サイズは出来る限り正確に測っておりますが、多少の誤差が生じる場合が御座います ・PC環境により色など実物と多少誤差が生じる場合があることを予めご了承ください ・トラブルを避ける為、質問がございましたら 必ず入札前にお願い致します 評価に関しては頂いた方にのみお返しさせて頂きます。ご了承下さいませ。 【ご同意事項】 入札、ご落札の際には上記事項に全てご同意いただいているものとさせていただきます。 ヤフオクを世界へ - Japan Auctions to the World

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